あいちトリエンナーレ2013並行企画 グラハム・エラード&スティーブン・ジョンストン 「Everything Made Bronze」16ミリフィルムインスタレーション

8月9日~19日まで愛知県立芸術大学サテライトギャラリーでグラハム・エラード&スティーブン・ジョンストン個展を開催します。


最新16ミリフィルムインスタレーション Everything Made Bronze (すべて
ブロンズ製)はイタリア人建築家カルロ・スカルパの設計で有名な北イタリアのカノーヴァ美術
館の石膏室『ギプソテカ』室内の自然光の効果、建築の外の天候の変化、デ・ルイジ
工房の喧噪とを構成した、建築と映画の境界領域をあつかった作品です。(13分)

フィルムの公開は先月ロンドンで成功のうちに終えましたが、フィルムインスタレーションは今回が世界初めてとなります。

短い期間ですが、ぜひとも生の16ミリフィルム映写の光を体験しにいらしてください。

作家は7月30日~8月12日まで日本滞在し、8月9日は会場に滞在します。

フライヤー表面(PDFファイルが開きます)
フライヤー裏面(PDFファイルが開きます)




あいちトリエンナーレ2013並行企画

Graham Ellard and Stephen Johnstone
"Everything Made Bronze"

グラハム・エラード&スティーブン・ジョンストン 16mmフィルム・インスタレーション



イタリア北部、ポッサーニュにあるカノーヴァ美術館のギプソテカ(石膏室)は、著名なモダニズム建築家カルロ・スカルパ(1906-1978)の設計による。
人口照明無しに設計された小さな展示室は、静寂を保ち、誰にも邪魔されない黙考へいざなうかのようだ、だが、近くのドロミテ山地の天候は急変し易く、展示室に降り注ぐ太陽の光は常に移り変わり、雲に遮られたと思いきや、再び突然暖かい金色の光が室内を満たし、留まる事がない。
グラハム・エラード&スティーブン・ジョンストンの新作フィルムは、ギプソテカの人を引きつけてやまない魅力を、建築空間と同じ構成で映し出す。



グラハム・エラード&スティーブン・ジョンストン

グラハム・エラード&スティーブン・ジョンストンは1993年から共同で映画制作を始めたロンドン在住の二人組みの現代美術作家ユニット。映画と建築の境界領域で、
大型のヴィデオ・インスタレーションや16ミリ映画を製作し発表している。MOCAシドニー、MOCAヘルシンキ、テイト・リバプール等、展示歴は多数。エラード氏はトリエンナーレ・スクール講師として2012年来日した。


主催:愛知県立芸術大学
presented by Aichi University of the Arts
Commissioned by Film and Video Umbrella

協力:Supported by 愛芸アシスト、大和日英基金、Arts Council England, the Graham Foundation for Advanced Studies in the Fine Arts,
The Henry Moore Foundation, Goldsmith University of London, Central Saint Martins College of Art and Design.
With the kind cooperation of the Foundation Canova, Possagno and the De Luigi Workshop, Venice



 
Graham Ellard and Stephen Johnstone
"Everything Made Bronze"

平成25年8月9日(金)~8月19日(月)
開館時間:11:00~18:30
(会期中無休) 
愛知県立芸術大学サテライトギャラリー
〒460-0003 名古屋市中区錦 3-21-18 中央広小路ビル 3 階